今回は、ASUS製ルーター「RT-AX3000」を使って、andline光SEのv6プラス(IPv6)接続を有効にする方法を紹介します。初心者でも迷わないように、設定手順をステップ形式で解説します。
これまでの記事はこちらです。
@T COMからandline光SEへ乗り換え!IPv4接続のまま快適インターネットを継続中?
andline光SEをv6プラス(IPv6)に切り替えてみた!夜間の速度は改善されたのか?
前提条件
- andline光SEでv6プラス(IPv6)の申込み済み
- andline光SEから「IPv6開通のご連絡」メールを受信済み
- ASUS RT-AX3000のファームウェアが最新版であること
設定手順
STEP1. 管理画面にログイン
ブラウザで http://192.168.50.1
または router.asus.com
にアクセスして、ASUSルーターの管理画面にログインします。

STEP2. WAN設定で「v6プラス」を選択
左メニューから「インターネット(WAN)」を選択し、「WAN接続タイプ」を 「v6プラス」 に設定します。


STEP3. IPv6設定で「パススルー」を選択
左側のメニューから「IPv6」を選び、「接続タイプ」を 「パススルー」 に設定します。


この設定により、家庭内の端末でIPv6通信が利用可能になり、v6プラスによる高速通信が実現されます。
IPv6通信に切り替わらなかったため、ルーターを再起動したところ正常に接続できるようになりました。再起動をお勧めします。

接続確認の方法
ルーターを再起動後、ルーターのネットワークマップ画面でインターネットの状態が「接続済み」になることを確認します。

「接続済み」と表示されている場合は、下記の接続確認を行いましょう。
- Google IPv6テストで接続確認
- 「あなたの IPv6 接続性をテストしましょう。」で接続確認
- CMAN接続情報確認でホスト名が「v4.enabler.ne.jp」になっているかチェック
トラブルシューティング
- ルーターの再起動を試す
- ファームウェアを最新版に更新する
- 設定変更後は必ず保存&再起動
- つながらない場合は、IPv4(PPPoE)接続に戻してインターネット接続を修復する
まとめ
ASUS RT-AX3000では、v6プラスの設定が非常にシンプルです。設定項目は少なく、正しく手順を踏めばすぐにIPv6通信が可能になります。v6プラスは混雑時間帯でも比較的安定した通信速度が得られるため、速度に悩んでいる方にはおすすめです。
次回予告
次回以降は、以下の内容を複数回に分けてご紹介します。
- v6プラスのポート制限に合わせて、WireGuardの使用ポートを変更して利用する方法
- ASUSルーターでAdGuard DNSを設定する方法と、広告・トラッキング対策の効果
通信環境をより快適・安全にするためのカスタマイズ情報として、引き続きご覧いただければ幸いです。
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